「ママ、習い事やめたい…」その言葉に、どう返事をしましたか?
子どもの将来を思って始めた習い事。時間もお金もかけて、続けることの大切さを伝えてきたのに、突然の「やめたい」宣言。親としてはショックもあり、不安もあり、「逃げグセがつくのでは?」と心配になるものですよね。
でも実は、子どもの「やめたい」には、想像以上に深い理由や成長のサインが隠れていることも。
この記事では、私自身の体験談を交えながら、
✔ 子どもの「やめたい」をどう受け止めるべきか
✔ どんな時にやめてもいいのか
✔ やめた後のフォローの仕方
をお伝えします。
習い事をやめたい…わが家のリアル体験談

習い事を突然「やめたい」と言い出した
上の子は0歳の時からスイミングに通っていました。水遊びが大好きで、週に一度のレッスンを毎回楽しみにしていました。楽しそうにスイミングをしている姿を見て、どんどん上手になってほしいなぁーと思っていました。
ところが、スイミングのクラスが上がってしばらくしたある日、「スイミング、やめたい」とぽつり。理由を聞いても「わからない」「行きたくない」の繰り返し。あんなに楽しんでたのに、なぜ?と戸惑いました。
無理に続けさせようとして失敗…
最初は「せっかくここまで頑張ったのに」「みんなも行ってるし」と言って、なんとか説得しようとしました。「途中でやめたら後悔するよ」とも言ってみました。でも、娘はスイミングがある日になると朝から元気がなくなってきました。幼稚園があるときは友達とバスで行けることが楽しみで良かったのですが、長期休みなどのレッスンになると私が連れて行かなければなりません。そんな時はスイミングのレッスン前に「行きたくない!」と泣きだしてしまうことも。このまま続けさせるのは違う。子どもの心を押しつぶしている。そう思い、話し合いの末に「あと3回行く」と本人に決めさせやめる決断をしました。
子どもの「やめたい」の本音を読み取る方法

子どもならではの何か特別な気持ちがあるのかも。
子どもは自分の気持ちを正確に言葉にするのが苦手です。「やめたい」と言っていても、それは「疲れた」「うまくできなくて自信を失った」「先生や友達との関係がうまくいかない」といった、他の感情の表れかもしれません。
だからこそ、すぐに「ダメ」と言わず、「どうしてそう思ったの?」「どんなときにそう思う?」と、ゆっくり聞き出す時間が大切です。
わが家の場合も、よく話を聞いてみると、「プールで泳ぐのは好きだけど、指示をされずに自由に泳ぎたい」といった娘ならではの気持ちがあることがわかりました。
無理に続けると「学ぶこと=苦痛」になる危険も
「すぐやめるのはよくない」「途中で投げ出すのはダメ」というのは、大人の価値観。子どもにとっては、「楽しい」が「苦痛」に変わった時点で、それはもう学びではなくストレスです。もちろん、少しの「つまらない」「難しい」を乗り越える経験も必要。でも、それを見極めるのは親の役目。子どもの表情や言動に目を向け、「今は一度立ち止まるときなのか」「他の方法で自信を育てられるのか」を考えることが大切です。
習い事をやめる?続ける?判断のポイント

やめる前にチェックしたい3つのポイント
やめるかどうかを決める前に、以下のことを確認してみてください。
- やめたい気持ちは一時的なもの?
疲れていたり、嫌なことがあった時の一時的な感情かもしれません。少し時間をおいて再確認してみるのも◎ - 他の選択肢はないか?
例えば、曜日を変える・コースを見直す・先生を替えるなど、形を変えて続けられる方法があるかもしれません - 本人の意思を尊重しているか?
やめる・続けるの判断は、最終的に本人に決めさせるのが理想。小さな決断を任せることで、自立心も育ちます。
続ける・やめる以外の選択肢「オンライン習い事」
オンライン習い事の魅力は、なんといっても自宅で好きな時間に取り組めること。移動の手間もなく、親の付き添いも最小限。お子さんも、慣れた環境の中でリラックスして学べます。
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やめた後のフォローで大切なこと
やめた後、親が気をつけたいのは「後悔させないこと」です。「あのときやめなければ…」とならないよう、次のようなフォローを心がけましょう。
- 「自分で決めたね。よくがんばったよ」と、決断を認める
- 「やめたことで得た時間や気持ちの余裕」を一緒に見つける
- 次に挑戦したいことがあれば、前向きに応援する
わが家では、スイミングをやめたことで体力に余裕ができ、娘は新しい習い事のピアノに夢中になりました。今ではピアノの先生が娘の性格を理解してくれていることもあり、自分のペースでピアノのレッスンを進めています。
【まとめ】やめる=悪じゃない!
子どもの「やめたい」は、必ずしも逃げではありません。それは、自分の気持ちを自覚し、言葉にできた立派な成長の証です。私たち親にできるのは、その声を無視せず、子どもの気持ちに寄り添って選択肢を一緒に考えること。そして、やめた後も「あなたの選択は間違ってなかったよ」と、温かく背中を押してあげることだと思います。「やめる=失敗」ではなく、「やめたからこそ見える世界がある」と信じて。子どもの未来は、ひとつの習い事だけで決まりません。親子で話し合いながら、より良い選択をしていける関係を築いていけたらいいですね。
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