理想と違う!?モンテッソーリ育児のリアル

モンテッソーリ教育

子どもの自主性を育むモンテッソーリ教育に憧れて取り入れてみたものの、現実はなかなか理想通りにはいかない……。そんな葛藤を抱えるママは多いのではないでしょうか?今回は、モンテッソーリ育児の理想と現実のギャップについて考えてみます。

理想のモンテッソーリ育児とは?

子どもが自主的に行動する

モンテッソーリ教育では「子どもは自分でできることを自分でやる」という考え方が基本です。例えば、

  • 自分で着替える
  • 自分で食事の準備をする
  • おもちゃを片付ける

など、大人が手を出さずに見守ることが推奨されています。なるべく「手伝いなさい!片づけなさい!」という声かけはせず、「お皿を運んでほしいのだけれど、どうかな?」「お片付けのルールは何だったっけ?」など質問形式にして自ら考えて行動をしてもらうようにしています。

落ち着いた環境で学びが進む

おもちゃや道具は子どもが取り出しやすく整理され、静かで整った環境の中で学習や遊びが進む……これが理想のモンテッソーリ環境です。うちでは子どもの手が届く高さの棚を用意して環境を整えました。友達やばぁばにもらうおもちゃなどが増えすぎると片付けをしなくなるので、定期的におもちゃの整理をしています。

現実はこんなに違う!?

最初は片付けない、やりたくない、嫌だ!の連発

モンテッソーリ教育では「一つ遊びを終えると片づけて、新しい遊びを始める」というルールがあります。理想では「自分で進んで片付ける」と思っていたのに、実際は、ちょっと目を離すといくつもおもちゃが床の上に散乱。最初の1週間は「終わったらどうするんだっけ!?」と切れ気味に質問することの連発。たまに聞いていないので「どうするんだっけ??って!」と声を張り上げて片づけさせていました。1か月くらいしたら自ら進んでやっているのですが、幼稚園で作ってきた新しい作品など、まだ置き場所が決まっていないものについては散乱しています。そういうものについては、回収し、とりあえず保管しています。

やらせようとすると反発する

「モンテッソーリ的に考えれば、自分でやりたくなるはず!」と思っても、現実は「やりたくない!」と反発されることも。無理にやらせるとモンテッソーリの本来の理念とは違ってしまい、悩んでしまうママも多いはず。上の子は「後でやる」が口癖で、何度もその言葉を信じてきたのに裏切られることが良くありました。モンテッソーリを取り入れると決めた時、「後でやる」が「今やる」に変わるまでどんなに泣いても徹底的に付き合いました。とにかく時間をかけました。

モンテッソーリを楽しむコツ

100%完璧を目指さない

「こうしなきゃ!」と考えすぎると親子ともにストレスに。できる範囲で取り入れ、子どものペースに合わせることが大切です。上記にも書いたように私の場合は徹底して片付けなどをさせていますが、片づけたはずのブロックが落ちているのを見つけた。靴下が脱ぎ捨ててあったのを発見した。幼稚園の帽子を忘れていた。など、細かいことは目をつぶるようにしています。

成功体験を増やす

片付けが苦手なら、まずは「一緒にやる」ことから始め、小さな成功体験を増やしていくと、自信を持って取り組めるようになります。子どもだけの成功体験だけではなく親もどのようにすればやってくれるのだろうと試行錯誤をして親も成功体験を経験してください。私の場合は、どうやって子どもたちに楽しみながら私がやってほしいことをさせようかと常に考えています。正直、疲れているときは「そんな余裕ないわ!」と心の中で思っていますが、イライラがおさまらない時は一人でいれる場所に移動し、チョコレートを暴食し、見ざる言わざる聞かざるを貫き通します。落ち着いたら、また、楽しいお母さんに戻れます。

まとめ

モンテッソーリ育児に憧れても、現実は理想通りにいかないことが多いもの。無理に完璧を目指さず、親子で楽しく続けられる方法を見つけることが大切です。少しずつ取り入れながら、子どもと一緒に成長していきましょう!

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