どこまで言っていいの?子どもの時間管理のリアルな悩み

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子育てをしていると、必ず直面するのが「どこまで指示を出すか」という問題です。
朝の支度や寝る前の準備は、こちらが声をかけないと進まない。けれど、言いすぎると「指示がないと動けない子」になってしまうのでは…?と不安になることもあります。

特に我が家のように、6歳と3歳という年齢差のある子どもを育てていると、それぞれに合わせた関わり方が必要で、悩みも尽きません。今回は私の実体験をもとに、「子どもの自発性」と「親の時間管理」のバランスについてお話ししたいと思います。

指示を出す?待つ?年齢ごとの違い

6歳児は「できるはず」なのに…

長女が6歳になった頃、「もう自分でできるよね」と期待して、朝の支度表を壁に貼りました。ところが、結局は興味のあることに夢中になってしまい、私が「次はなにするんだっけ?」と繰り返し声をかける毎日。

時間管理表を作っても、子どもが自分で時計を見ながら動く…という理想にはまだ届いていません。結局、私が時間を見て促しているのが現状です。

「どうしてできないの?」と責めたくなる気持ちをぐっと抑えて、「まだ練習の途中なんだ」と理解するようにしています。

3歳児は「やりたい!」が優先

一方、3歳の次女は「自分でやる!」という気持ちがとても強いです。手を出そうとすると怒って逆に時間がかかることも。仕度表を作っても意味がなく、結局は時間に余裕をもって見守るしかありません。

この時期は「自分でできた」という経験が大切だと感じます。親としては「早くして!」と心の中で叫びたくなりますが(笑)、ぐっと我慢して自分でやらせることで少しずつ自信につながっていくようです。

子どもの自発性を育てる工夫

「ただ待つ」より「ちょっとした遊び心」

私は以前「待っていれば自分で動けるようになる」と思っていました。でも、現実はそうはいきません。

そこで取り入れたのが“遊びの要素”。
例えば着替えのときに「上から着る?下から着る?」と2択にしたり、「ママのお皿洗いとどっちが早いかな?」とゲームにしたり。子どもは「やらされる」より「遊び」と思えるほうが動きやすいのです。

でも、正直に言うと私も毎回はできません。気分や体力に余裕がないときは「今日は声かけだけでいこう」と割り切っています。遊びを取り入れるのは“できるときだけ”。それでも十分だと感じます。

スケジュールは「作る」より「見せる」

一時期、朝の準備を「7:00に顔を洗う」「7:10に朝食」と軍隊式で進めようとしました。でも子どもはスケジュール通りには動かず、時間がズレるたびに親のストレスが増えるだけ。

そこで切り替えたのが「見せる工夫」です。時計やイラストを組み合わせた表を使い、次に何をすればいいかを一緒に確認するようにしました。まだ100%自分からは動けませんが、声をかけると「手洗い!」と返して行動できることも増えてきました。

やらないことと優先順位を決める

私は、親自身が自分の時間を管理できることもとても大切だと思っています。いま私が向き合っているのは、どんな時間管理であれば「家事よりも子どもを優先できるか」ということです。

私は寝る前に家をきれいな状態にリセットして一日を終えたい、という完璧主義な部分があります。そのため、子どもたちが手伝ってほしいと声をかけてきても、「〇〇が終わってからね」と家事を優先してしまうことが多いのです。さらに、何かをしている最中に「ママ!ママ!」と呼ばれるたび、ついイライラしてしまう自分もいます。

だからこそ、「何をやらないか」「何を優先するか」を決めて、自分の心に余裕を残すことが必要だと感じています。その余裕があれば、子どもと一緒に時間管理に向き合えるのではないかと思います。

まとめ

子どもの自発性を育てたいけれど、現実はなかなかうまくいかない。時間割を作っても思い通りには動いてくれないし、こちらの気分によって工夫できる日もあれば、できない日もある。そんな葛藤は多くの親が抱えているものだと思います。

大切なのは「完璧にやる」ことではなく、親も子も少しずつ歩み寄ること。できるときに遊び心を取り入れ、できないときは割り切って声かけだけにする。そして、家事や時間管理においても「やらないこと」を決めることで、親自身の心の余裕を守ることができます。

子育てに正解はありません。日々の小さな工夫と試行錯誤の積み重ねが、子どもの自発性と親のゆとりにつながっていくのだと思います。

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