習い事、何が正解?子どものやる気を引き出すコツ

モンテッソーリ教育

子どもの習い事は成長の大きなサポートになりますが、種類が多くて選ぶのが難しいですよね。「本当にこの習い事でいいの?」と悩むママのために、モンテッソーリの視点から習い事の選び方や続けるコツを紹介します。

モンテッソーリ教育から見る習い事の考え方

子どもの自主性を大切にする

モンテッソーリ教育では、子どもが自分で選び、興味を持って取り組むことを大切にします。習い事も、親が決めるのではなく、子ども自身が「やりたい!」と思えるものを選ぶことが理想的です。とはいっても、私の子どもたちの場合、幼少期は何に興味があるのかわからなかったりしました。とりあえず、周りがやっている習い事をやらせてみて興味がなければ違うことをさせるということの繰り返しでした。興味がある習い事を見つけることが難しかったです。

環境を整えて自然に学べるようにする

「環境が子どもの先生」という考えのもと、習い事も子どもが自然と興味を持ち、取り組みたくなるような環境づくりが大切です。例えば、ピアノなら家に楽譜を置いたり、スポーツなら親子で一緒に楽しんでみるとよいでしょう。私の場合は、子どもが「お菓子作り教室へ行きたい」と言ったので探したのですが、地元では幼児へ向けてのお菓子作り教室がなかったので、おうちで週1回おやつ作りの時間を作り一緒におやつを作っています。あとは昆虫が好きなので、幼虫を捕まえて観察したりもしています。

習い事を続けられないときの対処法

自ら練習をしないときの対応

子どもが習い事の練習をしないとき、無理にやらせるのではなく「なぜやりたくないのか?」を聞いてみましょう。モンテッソーリ教育では、子どもが自分で目的を持つことが大切とされているため、「どんなふうになりたい?」と目標を考えさせるのも効果的です。子どもが習い事の練習をしないとき、無理にやらせるのではなく「なぜやりたくないのか?」を聞いてみましょう。モンテッソーリ教育では、子どもが自分で目的を持つことが大切とされているため、「どんなふうになりたい?」と目標を考えさせるのも効果的です。

また、親の声かけが逆効果になることもあります。例えば、娘がピアノの練習を嫌がるため、親の声かけも拒否していました。しかし、ピアノの先生と相談し、娘自身に練習のスケジュールを決めさせる方法を試したところ、大きな変化がありました。

次回のレッスンで弾く曲や回数を自分でリストアップし、それを先生に発表。そのために家で何回練習するかを決め、スタンプ表を作成。練習ごとにスタンプを押せる仕組みにしたところ、自発的に練習し、自然と教室で発表する流れができました。

この方法が成功したのは、先生の協力があったこと、そして娘には「自分で決めてタスクをこなす」スタイルが合っていたからでしょう。自主性を尊重することが、やる気を引き出す鍵になるのかもしれません。

「辞めたい」と言われたらどうする?

子どもが「辞めたい」と言ったときは、すぐに決めるのではなく、一緒に振り返る時間を持ちましょう。「なぜ辞めたいのか?」を聞き、疲れているのか、興味がなくなったのかを見極めることが大切です。一時的な気持ちなら少し続けることを提案し、どうしても合わないなら無理に続けさせる必要はありません。子どもが「辞めたい」と言ったときは、すぐに決めるのではなく、一緒に振り返る時間を持ちましょう。「なぜ辞めたいのか?」を聞き、疲れているのか、興味がなくなったのかを見極めることが大切です。一時的な気持ちなら少し続けることを提案し、どうしても合わないなら無理に続けさせる必要はありません。

また、「やめたい」と言ったときには、やめるまでの目標を子ども自身に決めさせる方法も効果的です。「あと3回行ったらやめる」「発表会が終わったらやめる」など、自分でルールを決めさせることで納得感が生まれます。

実際に、スイミングを習っていたときは「あと10回行ったらやめる」と決めて終了しましたが、ピアノは「発表会が終わったらやめる」と言いながらも、発表会が楽しかったようで現在も続けています。このように、子どもの気持ちは状況によって変わるため、すぐにやめると決断するのではなく、様子を見ることも大切です。

ただし、どんなに続けてほしいことでも、本人が「やめる」と決めたときには「もったいないのに」「せっかく続けたのに」といった言葉は避けるようにしています。子ども自身が決めたことを尊重することが、次のチャレンジへの自信につながるからです。

習い事と家庭学習、無理なく続けるコツ

自主学習をやらないときの対応

モンテッソーリ教育では、強制ではなく子どもが「やりたくなる」環境を作ることが重要です。机に向かうことを強制するのではなく、親も一緒に学ぶ姿勢を見せると、自然と興味を持ちやすくなります。幼稚園では宿題がなくても、小学生になると家庭学習の時間が増えます。わが家では常に学習用プリントを10枚ほど用意し、「1日3枚までならやりたいときにやってOK」とルールを決めています。プリントは子ども自身が好きなものを選び、やる気があるときだけ取り組む形です。やりたくないときは無理にさせず、自主性を尊重しています。

週5日の習い事は多すぎる?

毎日習い事をさせることが必ずしも良いわけではありません。モンテッソーリの考え方では、子どもが自分のペースで成長できる環境が大切です。自由に遊ぶ時間や休息も必要なので、無理のないスケジュールを組みましょう。子どもの個性によって、習い事の頻度も調整が必要です。私は子どもがしっかりと睡眠をとれることを重要視しているので、遅すぎる時間の習い事は極力避けています。また、上の子は予定を詰め込みすぎると混乱し、やる気がなくなってしまうタイプのため、週に3回程度に抑えています。一方で、下の子はスタミナがあるタイプなので、週に4回の習い事をこなしています。

習い事の頻度は、一人ひとりの性格や体力に合わせて調整することが大切です。

まとめ

習い事は、子どもの成長をサポートする大切なものですが、モンテッソーリ教育の視点では「自主性」が鍵になります。無理に続けさせるのではなく、子どもが楽しみながら学べる環境を整え、バランスよく習い事を取り入れることが大切です。お子さんの個性や興味を尊重しながら、最適な習い事を見つけてあげましょう!

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